模試を終えた次の日は、学校の三学期始業式だった。

今日の雄悟先生との授業は、模試の自己採点をする予定。

昨日の夜一人でしようと思ったけど、雄悟先生がメッセージで今日は疲れてるだろうから早く寝た方が良いというので自己採点せずに寝た。

自分の手応えでは、まあまあそこそこ……ってところだ。

すごいできたっていう感覚は無いけど、いつもと同じくらいの結果かなぁ……多分。








学校が終わり家に帰れば、雄悟先生がすでに来ていた。



「おかえり」

「ただいま」



リビングに行くと雄悟先生がいた。

お母さんはいない。



「お母さんは?」

「ちょっと買い物行ってくるって」

「そっか」



二人で私の部屋に移動する。

鞄を置いてから昨日の模試を取り出す。



「何から自己採点する?」



先生の質問に隣に座りながら答える。



「うーん……数学」

「そうだな、数学からいこう」