「なんで…!?なんでや!?」 何で消えへんの!!? タオルで擦っても、腕や手で擦っても、爪を立てて擦っても。 消えへん。 消えへんっ! 何でや!! 嫌だ、汚い、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ――!!! 「花梨っ!!?何してんねん!!」 バァンッ。 ドアを突き破る勢いで花月があたしの部屋に入ってきてあたしの行動を静止した。 私の手は、血で赤く染まっていた。