食堂に着くと人は疎らにしかいなくてとても静かだった。



「ジオラさん、少しキッチンお借りしたいんですけどいいですか?後食料も少々……」

『おぅ!!好きなだけ使え』

「ありがとうございます」



ジオラさんは笑顔で承諾してくれ、私はまず冷蔵庫の中を物色する事にした。


大きな冷蔵庫……。


家庭用の冷蔵庫を見慣れているから凄い迫力。


その大きさに戸惑いつつも、目的の物がないか冷蔵庫の中をあさった。


あっ!


あったっ!!


材料は大丈夫そう。


後は私がラキみたいに美味しく作れるかどうかが問題。


自分の味覚を頼りに作るしかない。


考えていてもしょうがない。


とにかく頑張ろうっ!!