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執務室で仕事をしているとドアがノックされた。



『入れ』

「お仕事中失礼致します。ジェイド様が客間にお見えでございます」

『すぐに行く』



ジェイドと会うのはパーティー以来だな。


あいつは昔から連絡なしに来る。


今回は結婚の話を聞いて来たんだろう。


ジェイドはどんな反応をするんだろうな。


同じ女を愛した男。


ジェイドは隠したがっているが、俺はあいつの気持ちに気付いていた。


恐らくローズも気付いていただろう。