遊びつかれてぐったりしていると二人組の
男から話しかけられた。

「なにしてるの?暇だったら話さない?」

断る元気がない二人。

渋々オッケーをした。

イロイロ話していると。

「〇×高なんだ↑俺らの学校めっちゃ近いじゃん↑」

男達はテンション高いですねー。

訳欲しいぐらいに。


私達は2組に分かれた。

美里は芳樹君と。

私は直孝と。

帰りに私達は色々と話している内に

あっと言う間に家に着いてしまった。

「ありがとう♪ならこれで!」

直孝は戸惑った表情で輝愛の腕を掴み口を開いた。

「アドレスと番号聞いていい?」

直孝?

なんか変だよ?

もしかして私が断ると思ってるのかな?

「全然いいよ♪交換しよ!」


二人は携帯を開き、赤外線通信でアドレス交換をした。

「じゃまたね♪」

「またな!」

家に入り美里に電話をした。

プルプルプルプル。

ガチャ。

『はぁい?もしもし?』

疲れて寝てたのか少し寝坊けている美里。

『美里?今大丈夫?寝てた?』

心配そうに問い詰める輝愛に美里は意地悪と質問をして行く。

『なぁに?どぉーしたの?直孝君はどぉーしたの?』

『アドレス交換して帰ったよ!』

『よかったじゃん!んでメールしてるの?』

そう言えばメールしてない。

てか何てすればいいのかわかんない。

『もしかしてしてないの?』

『してない。てか何てしていいのかわかんないよ!』

だって恋愛あんまりした事ないし。

だって恋愛に縁がないし。

でも直孝の事、結構気になる。

ずっと直孝の事を考えてる。

どぉーしたてだろう?

直孝の事を考えてたらドキドキする。

『ねぇ。美里。私ずっと直孝の事考えてるの。ドキドキするの』

『それって完全に恋しちゃってるね♪よかったね♪』

よかったのかな?

イマイチわからない。

恋…かぁ。