「おや、以外に早いね」

中華服のイケメンはニコッと笑い

「大変だったね、

私が当代閻羅王
名を庚(コウ)と言うんだ、

まぁ、後100年位したら息子にね
押し付けて遊ぶ予定だよ」

微笑む閻羅王

「君は未来から来たんだよね?

息子はどうだい?」

「閻羅王 潤殿は
生真面目に仕事をして、不器用な
がらも優しい人柄で皆に尊敬され
る方だと思います」

考えた返答はこれしかない

あまり表情に出ないが周りを気に
かける優しい人
黄金の髪と緑の瞳

…確かに容姿は似ているが

「これ庚、いつまで立たせておく

さっ、清明、椅子に座ろう

たっちゃん、お茶よろしく」

手を引っ張る姫覡様が

「妾は菊乃じゃ
雛菊はあ奴が勝手に呼ぶ、
菊と呼ぶが良い」

椅子に座ると

「篁では長い故にたっちゃんと、
呼んでいるんだが、

茶はほんに上手い」