「真姫。」
「な…なに?」
「心臓、ドキドキしてね?」
「してないっ!!」
「あっそ。」
…嘘。ドキドキしてるのなんて自分でも分かってる。
それに…段々自分の気持ちが見えてきた。
あたしの理想とは違うけど、王子様みたいなんかじゃないけど…
それでもいいって思ってる自分がいる。
「真姫ー。」
「なーにー?」
「いい返事、期待してるから。」
「なっ…何よそれっ…。」
「今すぐ、じゃなくていいから。」
「……。」
瞬の言葉が不意に蘇る。
『お前にも多分、王子はいる。今は…お前が気付いてないだけ。』
「あたしの…王子様かぁ…。」
「お前の王子は間違いなく俺だから。」
「はぁ?」
「じきに気付くよ、お前。」
「…っ…!!」
悔しいっ!!すぐ反論できない自分がすっごく悔しい。
でも…確かにあたしはもう気付きかけてる。
「な…なに?」
「心臓、ドキドキしてね?」
「してないっ!!」
「あっそ。」
…嘘。ドキドキしてるのなんて自分でも分かってる。
それに…段々自分の気持ちが見えてきた。
あたしの理想とは違うけど、王子様みたいなんかじゃないけど…
それでもいいって思ってる自分がいる。
「真姫ー。」
「なーにー?」
「いい返事、期待してるから。」
「なっ…何よそれっ…。」
「今すぐ、じゃなくていいから。」
「……。」
瞬の言葉が不意に蘇る。
『お前にも多分、王子はいる。今は…お前が気付いてないだけ。』
「あたしの…王子様かぁ…。」
「お前の王子は間違いなく俺だから。」
「はぁ?」
「じきに気付くよ、お前。」
「…っ…!!」
悔しいっ!!すぐ反論できない自分がすっごく悔しい。
でも…確かにあたしはもう気付きかけてる。



