「12時…?」
「12時の鐘が鳴り終わった瞬間に魔法は解ける。
今のみすぼらしいお前の姿に逆戻りだ。
お前が夢を見ていられるのは12時まで。
12時までに王子をお前の虜にしちまえばこっちのもんなんだからな。
つーか頑張れよ。この俺がわざわざお前を綺麗にしてやるんだから。」
「…分かりました。」
…姫花ちゃん、すごく困った顔してるよー…瞬のバカ。
劇を台無しにする気?
「シンデレラ、最後に一つ言っておくぞ。」
「何でしょうか?」
「もし仮に12時の鐘が鳴り終り、その残念なドレス姿に戻ったお前を王子に見られ、それで幻滅されたら…。」
「…?」
「そんな王子なら止めとけ。お前が幸せになれねぇ。
どんな姿のお前を見てもそれを受け止められるようなやつなのかをお前が見極めろ。
そのチャンスをくれてやる。チャンスを最大限生かせよ、シンデレラ。」
「…ありがとうございます。」
…アドリブまみれの瞬のシーン。
だけど…妙に納得もしてしまう。
だってね、ずっと不思議だったんだ。
どうしてシンデレラは…12時の鐘と一緒に王子様の前から逃げてしまったんだろうって。
「12時の鐘が鳴り終わった瞬間に魔法は解ける。
今のみすぼらしいお前の姿に逆戻りだ。
お前が夢を見ていられるのは12時まで。
12時までに王子をお前の虜にしちまえばこっちのもんなんだからな。
つーか頑張れよ。この俺がわざわざお前を綺麗にしてやるんだから。」
「…分かりました。」
…姫花ちゃん、すごく困った顔してるよー…瞬のバカ。
劇を台無しにする気?
「シンデレラ、最後に一つ言っておくぞ。」
「何でしょうか?」
「もし仮に12時の鐘が鳴り終り、その残念なドレス姿に戻ったお前を王子に見られ、それで幻滅されたら…。」
「…?」
「そんな王子なら止めとけ。お前が幸せになれねぇ。
どんな姿のお前を見てもそれを受け止められるようなやつなのかをお前が見極めろ。
そのチャンスをくれてやる。チャンスを最大限生かせよ、シンデレラ。」
「…ありがとうございます。」
…アドリブまみれの瞬のシーン。
だけど…妙に納得もしてしまう。
だってね、ずっと不思議だったんだ。
どうしてシンデレラは…12時の鐘と一緒に王子様の前から逃げてしまったんだろうって。



