あたし、遠野真姫(トオノマキ)。高校2年生。
周りには夢見がちすぎるって言われるけど全然そんなことはないの。
あたしはただ…憧れてるだけ。
ガラスの靴の魔法で幸せになった…シンデレラに。
そしてあたしをからかうのが趣味みたいなこの男、服部瞬(ハットリシュン)。
小さい頃から近所に住んでて、あたしが大好きなシンデレラをバカにし続けてきたの。
「大体お前さー…シンデレラって話を現実的な目で考えると色々辻褄合わなくね?」
「はぁ!?」
「まずガラスの靴なんて相当ぴったりじゃねぇと履いたまま踊れねぇよ。
つーかまず重すぎてシンデレラはぜってぇ足疲れて王子の顔なんて見れねぇはず。」
「そっ…そんなことないっ!!
ガラスの靴は魔法使いの魔法で軽く出来てたんだもん!!」
「へーへー…。
でもな真姫、シンデレラの矛盾点はまだある。」
「なっ…何よ…。」
「ガラスの靴があんなに呆気なく脱げるってことはサイズ合ってねぇだろ?
つーことはあのガラスの靴がぴったりのシンデレラは本物のシンデレラじゃねぇって…。」
「瞬のバカー!!あたしの大っ好きなシンデレラを侮辱した罪…。」
「侮辱じゃなくて指摘だろ?お前の目を覚まさせてやるための助言だ。」
「そんなのいらないっ!!」
「もう…いい加減にしなさいよ瞬。真姫をからかうの好きよね…ホント。」
「だって真姫、いじりがいあるし。」
「瞬はもう黙ってて!!ってか里穂も変なこと言わないでよ!!」
「変なことって…別に見たまんまを言っただけだけど?」
この超クールな美少女は前田里穂(マエダリホ)。あたしと瞬の幼馴染。
あたしの良き理解者で大親友。
「あ、真姫。来たみたいよ?」
「うそっ!!」
あたしは教室の窓にへばりついた。
登校してきたのは…。
周りには夢見がちすぎるって言われるけど全然そんなことはないの。
あたしはただ…憧れてるだけ。
ガラスの靴の魔法で幸せになった…シンデレラに。
そしてあたしをからかうのが趣味みたいなこの男、服部瞬(ハットリシュン)。
小さい頃から近所に住んでて、あたしが大好きなシンデレラをバカにし続けてきたの。
「大体お前さー…シンデレラって話を現実的な目で考えると色々辻褄合わなくね?」
「はぁ!?」
「まずガラスの靴なんて相当ぴったりじゃねぇと履いたまま踊れねぇよ。
つーかまず重すぎてシンデレラはぜってぇ足疲れて王子の顔なんて見れねぇはず。」
「そっ…そんなことないっ!!
ガラスの靴は魔法使いの魔法で軽く出来てたんだもん!!」
「へーへー…。
でもな真姫、シンデレラの矛盾点はまだある。」
「なっ…何よ…。」
「ガラスの靴があんなに呆気なく脱げるってことはサイズ合ってねぇだろ?
つーことはあのガラスの靴がぴったりのシンデレラは本物のシンデレラじゃねぇって…。」
「瞬のバカー!!あたしの大っ好きなシンデレラを侮辱した罪…。」
「侮辱じゃなくて指摘だろ?お前の目を覚まさせてやるための助言だ。」
「そんなのいらないっ!!」
「もう…いい加減にしなさいよ瞬。真姫をからかうの好きよね…ホント。」
「だって真姫、いじりがいあるし。」
「瞬はもう黙ってて!!ってか里穂も変なこと言わないでよ!!」
「変なことって…別に見たまんまを言っただけだけど?」
この超クールな美少女は前田里穂(マエダリホ)。あたしと瞬の幼馴染。
あたしの良き理解者で大親友。
「あ、真姫。来たみたいよ?」
「うそっ!!」
あたしは教室の窓にへばりついた。
登校してきたのは…。



