すごく優しい言葉をかけてくれる美華にあたしは
涙がポロッと出た。


「み、美華ぁ~」


「わわっ!こら、泣かない」



もう美華は友達じゃなくて
あたしのお母さんだよ!


そんな事を思いながら
ギュッと美華に抱きついた。



そうだよね。

ゆっくりでいい……。


この想いが何なのか、
確実に知っていけばいいんだよね……?



「おーい」



すると廊下の方から
聞き覚えのある声が聞こえてきた。



「……雪原!!?」