熱のせいなのか

いつもの雪原とは
明らかに様子が違う。


まだ雪原の心は
夢の中にあるようだった。



「どうしちゃったの……?」


あたしが尋ねても、雪原は
ただ泣きそうな顔をしてあたしを見るだけ。



すると急に腕を引っ張られ、
あたしはベッドに寝る雪原の上に乗る形となった。




「やっ///ちょ…っ、雪原」



その姿勢のまま、
あたしは抱き締められたので
みるみる顔が赤くなった。



は、恥ずかしい~!!!