それからというものの、どうやら風邪が本格的に進行してしまったあたしは、帰宅してからも寝込み続け。



新学期早々、今日で3日も学校を休むことに。




一方、あたしと同じように風邪をひいていたはずの水樹は、なぜか軽い症状で済み‥‥‥。




「もー子、入んぞ」


「だぅッ‥‥‥!?」


「‥‥‥なんだそれ」




夕方、学校から帰ってきたかと思うと、ノックもせずに人の部屋へと足を踏み入れてくる。




「勝手に入らないでよッ‥‥」


「別にいいじゃん。着替え中ってわけでもねんだし」


「なッ‥‥‥///」





この男はプライバシーという言葉を知っているのだろうか。