♪ ♪ ♪ 家に帰るとサンがソファーに座って俺に背を向けていた。 「ただいま、・・・サン帰ったぞ?」 声をかけるがサンはこちらを向かない。 「・・・サン?」 不思議に思って名を呼ぶ。 「こう・・・た・・?あ、帰ってきてたんだ。」 しばらくしてサンがこちらを向いて笑った。 「・・・あぁ。」 あれ。 と思った、いつもと笑い方が違う____ 何かあったな、とは思うけど聞く勇気がない。 暫くの沈黙が流れる。 「ねぇ。」 沈黙を破ったのはサンだった。