天神学園高等部の奇怪な面々Ⅱ

吹き飛ばされたとはいえ、障壁に守られた龍太郎にダメージはない。

すぐに体勢を立て直す。

「大丈夫か、クミヤン」

迦楼羅は天眞を庇うように立ち、天眞もまた木刀を支えに立ち上がる。

「あの障壁が厄介じゃの…まずはあれを破るか」

「破れるの?」

天眞の問いかけに。

「なぁに…」

迦楼羅は金色の瞳を細めて不敵に笑う。

「わらわとて半人半神の迦楼羅天の力の使い手じゃ。あのくらいならば造作もない」

そう言って。

彼女は恐るべき速さで龍太郎の間合いを侵略した。

それこそ背中に翼でも生えたのかというような高速!

暴走した龍太郎さえ、その速さに動きを見失う。

その隙に。

「人間の身で…」

迦楼羅の瞳が強い輝きを宿した。

「神通力など分不相応!」

その瞳で一睨みした瞬間!

「!!!!!」

まるでガラスが砕けるような音と共に、龍太郎の障壁が粉々に破壊された!