「ちょっと! 昨日、アタシのこと放っといて逃げたやろ!!」 翌日学校に来ていきなりリノが怒ってアタシの席までやってきた。 うん、 こうなること覚悟してた。 昨日の夜もそれで謝りのメールか電話しようと思ったけど。 なんかできなくて今日、 ちゃんと顔合わせて謝ろうと思ってたから。 「逃げたんやないけど… ごめん! この穴埋めは絶対にやるから! ホンマ、ごめん!」 アタシは彼女に両手を合わせて謝る。