13回目の好き




私の中の疑惑が勝手な思い込みで、繋がってしまった。


三浦先生は吉崎先生に片想い。じゃなくて、実は両想いだってこと…?


もしかしたら、もしかしたら、一緒に暮らしちゃったりして…


嫌!


何でこんなダメな方ばっかり考えちゃうの!?

ダメだめ!!


そう!高木先生がいるはず!


吉崎先生と高木先生は付き合ってる!



はず…



良く考えたら確信なんてない、聞いたわけでもなく、吉崎先生と高木先生を見てそう思っちゃったわけで…




グルグルとわけの分からない事を一生懸命に考えながら、化学準備室の前まで来てしまった。



息をつき、深呼吸と共にドアを開けようとソッと手を伸ばした時、


ガチャッと開いた。



吉崎先生:「!わ、杉野さん!ビックリした!」



何で、吉崎先生が……………


三浦先生:「ん、杉野。宿題か?」


え、三浦先生も一緒…………


一緒、一緒に……


"一緒に暮らしたい"


だめー!何か変な方に考えちゃう!


吉崎先生:「杉野さん?」

三浦先生:「??」


固まる私に、声をかける吉崎先生と三浦先生。



もう、何が何だか…