私の中の疑惑が勝手な思い込みで、繋がってしまった。
三浦先生は吉崎先生に片想い。じゃなくて、実は両想いだってこと…?
もしかしたら、もしかしたら、一緒に暮らしちゃったりして…
嫌!
何でこんなダメな方ばっかり考えちゃうの!?
ダメだめ!!
そう!高木先生がいるはず!
吉崎先生と高木先生は付き合ってる!
はず…
良く考えたら確信なんてない、聞いたわけでもなく、吉崎先生と高木先生を見てそう思っちゃったわけで…
グルグルとわけの分からない事を一生懸命に考えながら、化学準備室の前まで来てしまった。
息をつき、深呼吸と共にドアを開けようとソッと手を伸ばした時、
ガチャッと開いた。
吉崎先生:「!わ、杉野さん!ビックリした!」
何で、吉崎先生が……………
三浦先生:「ん、杉野。宿題か?」
え、三浦先生も一緒…………
一緒、一緒に……
"一緒に暮らしたい"
だめー!何か変な方に考えちゃう!
吉崎先生:「杉野さん?」
三浦先生:「??」
固まる私に、声をかける吉崎先生と三浦先生。
もう、何が何だか…


