三浦先生って、高木先生のことあんまり好きじゃないってこと?




仲良さそうに見えたんだけど…








あんまり言わないように気をつけよう…。



そういえば、私、凄く三浦先生に高木先生の名前出しちゃってた!!



その度に三浦先生は、嫌な気持ちになってたのかな…?



三浦先生:「…杉野、俺は」

「わかりました!…気付かなくてすいませんでした…。本当に…。」


そう何か言いかけた三浦先生と私の思わず決意した言葉が遮ってしまった。



「あ、すいません、何でした?」


慌てて三浦先生が言いかけたことを聞く。

三浦先生:「いや、何でもない。…気付いたんですか?」



少し驚いたような三浦先生の目が私を見る。


目が合って思わず照れてしまい、下を向きながら話す。


「はい…。私、確かに鈍感でした…。三浦先生と高木先生は仲良しなんだって思っちゃってて…。知らない間に三浦先生に嫌な思いさせちゃってたなんて…。本当にごめんなさい。…もう、名前出しませんね!」




三浦先生:「…。」



「…じゃあ、また冬休み、来ますね。今日もありがとうございました。」