ええっ!?!?
「み、三浦先生っ!」
そう言った時には、ピッとボタンを押して、電話に出る三浦先生。
三浦先生:「…高木先生、…海は、俺が連れて行きますから。…明日は、なしで。」
そう言って三浦先生は、ピッと電話を切った。
へ!?
何が何だか分からず、ポカンとしていると、三浦先生は携帯を私に返すと口を開く。
三浦先生:「杉野…。今から来い。」
そう言って、三浦先生はパソコンをログオフすると、私の腕を引っ張って行く。
「ちょ、ちょっと…三浦先生、どこに行くんですか?」
三浦先生:「…海に、行きたいんでしょう?車に乗りなさい。」
ええええ!?
何で?どうして?
「い、いいんですか!?連れてってくれるんですか??」
三浦先生:「…。」
いきなりだったからびっくりし過ぎて、頭が追いつかないんだけど…。
早足に歩く三浦先生の背中を駆け足で追いかけながら……
…―ドキドキしていた。


