13回目の好き





ええっ!?!?



「み、三浦先生っ!」


そう言った時には、ピッとボタンを押して、電話に出る三浦先生。


三浦先生:「…高木先生、…海は、俺が連れて行きますから。…明日は、なしで。」


そう言って三浦先生は、ピッと電話を切った。


へ!?


何が何だか分からず、ポカンとしていると、三浦先生は携帯を私に返すと口を開く。



三浦先生:「杉野…。今から来い。」


そう言って、三浦先生はパソコンをログオフすると、私の腕を引っ張って行く。



「ちょ、ちょっと…三浦先生、どこに行くんですか?」



三浦先生:「…海に、行きたいんでしょう?車に乗りなさい。」



ええええ!?



何で?どうして?



「い、いいんですか!?連れてってくれるんですか??」



三浦先生:「…。」




いきなりだったからびっくりし過ぎて、頭が追いつかないんだけど…。



早足に歩く三浦先生の背中を駆け足で追いかけながら……














…―ドキドキしていた。