13回目の好き



「残念ながら!大親友の頼みだとしても秘密は守らなきゃ、本石君からボールが飛んできそう…。」


ヤヨッチャン:「ちぇー!じゃあ何組かだけでも!!」


…何組って…。…まさか先生だなんてそりゃ思わないか。


「ゴメン。何も言えません。」


ガッカリしたヤヨッチャンは渋々切り替える。


ヤヨッチャン:「そういえば、高木先生は何しに来たの?」


「…。…さあ?」


何しに来たんだろう?文句言いに行くついでに聞きに行こう。



…三浦先生に今日も会いに行こうかな?

…。

何だか、届かない恋って苦しい…

諦めたい


そしたらこんなに苦しくならなくて済むんだから

悩まなくたっていいし

無駄な期待だってしなくて済む


このまま想い続けたって変わらないものは変わらない…


でもまた明日、化学の授業で会いたくなくても会ってしまう…



会いたくない


会わなければこんなに想いが強くなることもないんじゃないかなって



会えばドンドン気持ちが溢れてしまう…



でもやっぱり



会えない方がもっと会いたいって思っちゃう


はぁー…複雑だぁ…



いいなぁ…吉崎先生になりたいよ……。