「はぁぁぁああああ!?」
何で私が、特に何の関わりもない本石君に、好きな人教えなきゃダメなの!?
本石君:「不公平だろ!?」
キッと睨む本石君に怯む自分が悔しい。
「高木先生!!」
高木先生:「な!?俺が悪いのか!?」
私と本石君に睨まれ慌てる高木先生は少し考えて口を開く。
高木先生:「よし分かった!本石の好きな人を知ってしまったんだ…。杉野、お前も本石に知られる権利はあるかもしれないな?」
「!!!高木先生の馬鹿!本石君の見方するんだ!!」
本石君:「仕方ないだろ?俺の秘密を知ったんだ!」
何でーーーー???
「絶対言えない!ぜっっっぇったい言えない!!!」
高木先生:「あ、もうこんな時間だ!まぁ何とかして2人で解決しといてくれ、じゃぁな!」
「ちょ、ちょっと高木先生!!」
そう言って何事もなかったかのように職員室へ戻って行く高木先生。
いったい何しに来たの?あの先生は…!!
本石君:「おい杉野、早く言えよ!」
ひえ〜、
「言って何のためになんの?」
本石君:「…でも不公平だろ?秘密にするからさ!」


