学校に着く。
私は友達にすぐ挨拶をした。



「おはよう!」

「え?あ、おはよう……」



友達の実(みのる)ちゃんはテンションが低かったのか、元気のない挨拶だった。



「どうしたの?」

「どうしたの、ってこっちがどうしたの?なんだけど」

「ん?」

「あ、夢子じゃん」

「おはよう〜」



他の友達も登校してきた。

白波(しらなみ)ちゃんに唯(ゆい)ちゃんだ。
因みに白波ちゃんの白波は苗字ね。



「夢子どうしたの?昨日とか一昨日」



白波ちゃんが心配な顔をして私に聞いた。

昨日?一昨日?
調度大雨の時か。
平日で学校ある日だったな。
なんで学校来てなかったのか聞いてるんだな。



「あ〜!あまりにも雨すごいからサボっちゃった!」

「え、そういう理由?」

「え!白波ちゃんは嫌にならないの!?」

「いや、なるけど。あたしはてっきり……」
「白波」



白波ちゃんの言葉を遮るように唯ちゃんが白波ちゃんを呼んだ。