“幸せ”なんて、やっぱりあたしには似合わない。 過去を忘れようとする度に、心が苦しくなっていくばかりで。 冬夜に甘えている自分のずるさが嫌で、“幸せになりたい”と願う事が大きな罪だと思えてしまう。 だから――…。