どうすれば、柚葉の心を救えるのか…。 考えているのは、いつもそんな事ばかりだった。 柚葉が傍にいてくれるのなら、傷も痛みも一緒に受け止めるつもりだった。 だけど… それこそがエゴだったのかもしれないって事に気付いた時には、もう遅かったんだ――…。