人生初の“デート”は、初対面の男に振り回されてばかりで。 お世辞でも『楽しい』なんて言えない、本当に散々なものだった。 だけど、最後には何だか心が穏やかになったのも事実で。 二人で朝の月を見上げながら、自然と小さな笑みが零れていたんだ――…。