「与那星島って、やっぱり暑い? 毎日ゴーヤ食べるの? ねえ、ねえ、教えてよ」
マシンガンの弾でも浴びてるみたいな気分だ。
でも、あたしは昔から律子おばさんが大好きだった。
「律子おばさん」
「何? 何?」
「それより、腰痛いの……朝からずっと座りっぱなしで疲れたあっ」
もう足パンパン、と脹脛を摩ってみせると、
「ああ、そっか。そうだよね」
ごめんごめん、と笑いながら律子おばさんはあたしの荷物を持ってくれた。
「長旅ご苦労。外に車停めてるから行こ。まずはホテルに荷物置いて、何か食べに行こうか。沖縄の話聞きたくてうずうずしてたの」
「お世話になります」
その日は律子おばさんが行き着けだという小じゃれたレストランでイタリアンをごちそうになった。
久しぶりの再会に話が咲いて、とにかく楽しい夕食だった。
「じゃあ、明日の朝8時に迎えに来るから。1階のロビーに居てね」
「うん、分かった。今日は御馳走様でした。おやすみなさい」
「おやすみー」
20時にはホテルの部屋に戻り、シャワーを浴びて、明日からのバイトに備えて早めに眠りに就いた。
「じゃあ、とりあえずこの制服に着替えてね。陽妃には接客してもらうから」
「うん」
「分からないことはこの子に聞いて。オープンの時から働いてもらっている堀北くん」
近くの大学に通っている3年生らしい。
来年は4年生になり、就職活動が始まるため、今年いっぱいで店をやめるのだそうだ。
「よろしく、堀北です」
堀北さんは見た目クールで必要な事以外は話さない、寡黙な人だった。
「よろしくお願いします。須藤陽妃です」
4月にオープンしたばかりだというのに。
しかも、この真夏だっていうのに、律子おばさんの店は大繁盛だった。
「すみませーん。注文いいですか?」
「はい」
「ストロベリーホイップクリームとマカダミアナッツにバナナトッピングがひとつと、チョコレートチップひとつ」
「すみません。こっちも注文いいですか?」
「はい、ただいま伺います」
種類の豊富さと若者向けの内装が評判で、開店から閉店まで常に満席状態。
マシンガンの弾でも浴びてるみたいな気分だ。
でも、あたしは昔から律子おばさんが大好きだった。
「律子おばさん」
「何? 何?」
「それより、腰痛いの……朝からずっと座りっぱなしで疲れたあっ」
もう足パンパン、と脹脛を摩ってみせると、
「ああ、そっか。そうだよね」
ごめんごめん、と笑いながら律子おばさんはあたしの荷物を持ってくれた。
「長旅ご苦労。外に車停めてるから行こ。まずはホテルに荷物置いて、何か食べに行こうか。沖縄の話聞きたくてうずうずしてたの」
「お世話になります」
その日は律子おばさんが行き着けだという小じゃれたレストランでイタリアンをごちそうになった。
久しぶりの再会に話が咲いて、とにかく楽しい夕食だった。
「じゃあ、明日の朝8時に迎えに来るから。1階のロビーに居てね」
「うん、分かった。今日は御馳走様でした。おやすみなさい」
「おやすみー」
20時にはホテルの部屋に戻り、シャワーを浴びて、明日からのバイトに備えて早めに眠りに就いた。
「じゃあ、とりあえずこの制服に着替えてね。陽妃には接客してもらうから」
「うん」
「分からないことはこの子に聞いて。オープンの時から働いてもらっている堀北くん」
近くの大学に通っている3年生らしい。
来年は4年生になり、就職活動が始まるため、今年いっぱいで店をやめるのだそうだ。
「よろしく、堀北です」
堀北さんは見た目クールで必要な事以外は話さない、寡黙な人だった。
「よろしくお願いします。須藤陽妃です」
4月にオープンしたばかりだというのに。
しかも、この真夏だっていうのに、律子おばさんの店は大繁盛だった。
「すみませーん。注文いいですか?」
「はい」
「ストロベリーホイップクリームとマカダミアナッツにバナナトッピングがひとつと、チョコレートチップひとつ」
「すみません。こっちも注文いいですか?」
「はい、ただいま伺います」
種類の豊富さと若者向けの内装が評判で、開店から閉店まで常に満席状態。



