「国語科準備室だろ?」 「あ、うん」 日向くんは半分以上のノートを持って歩き出した。 「残りは持てよ」 「あ、待って‥!」 あたしも残りのノートを持って日向くんを追いかけた。 日向くんと少しでも一緒にいれるのは嬉しいけど‥会話がない。 どうしようどうしよう‥! 「白石さ」 「え?」 「数学、苦手なの?」 「あ、う‥うん」 意外にも日向くんはあたしに喋り掛けてくれた。