「あとはお互いの性格や呼び方の確認だな」 「呼び方?」 「友達を何て呼ぶかだな」 「……へぇ」 用意周到だな。 「俺の性格は明るくてクラスのムードメーカー!だけど真面目に授業は受ける」 少し安心した。 真面目に授業受けないようにするというのは大変だ。 僕のような奴なら尚更。 「僕の性格は多分冷めてる。何事にも一定の距離を置く」 「なんか正反対だな」 海里は小さく笑った。