そう言い反対の角に黒を置く。 「…………!」 卓志はもはや石と化した。 それもそのはず、4つの角は僕が全て取ったのだから。 自慢じゃないが僕はオセロで負けたことはない。 「参りました……」 「僕に勝とうなんて12年早いよ」 …………ん? 卓志の返答がない。 さすがに落ち込んでるか? そう思い卓志を見た。 「卓志……?」 なぜか満面の笑みな卓志。