『ねぇ…亮くん?』 彩がカ−テン越しから見える 中庭を見ながら聞いてきた 「ん…どうした?」 彩の悲しそうな顔をしているとは 知らずに明るく答える 『明日からは来なくていいからね?』 そうだよな…… 明日からは学校がある 気を遣ってくれてるのか… でも彩を…… この時から気付いてあげるべきだったよ