「あたしは殺し屋よ」


「それがどうした」


「なっ」


時雨のアッサリとした返事に、


思わず声を漏らしてしまった。


「俺は一瞬迷った。でも今は違う」


そんなの一時的な情にすぎないわ。


「秋歌を連れ戻す」