あたしは倉庫のシャッターに向かった。


忌々しい緋色の髪をなびかせながら。


ほら・・・ね?


また明日なんて、


言えなかった。


明日があるなんて思っちゃダメだった。


誰も何も言わない、当然よね。


あたしなんてそれぐらい価値が無かったのよ。