携帯を持っているのなら、こんな経験はないかい?

相手の理不尽な行為に憤っているんだけど、メールではいかにも怒っていませんよ的な愛想の良いメールを送ったってこと。

もしくは怒ってないかなって心配してメールしたら、文面では怒っていなくって。


ホッとしていざ本人に会ったら、

「あっれー? 怒ってるじゃないですか!」

って困惑してしまったこと、ない?


メールは相手の気持ちも顔も仕草も見られない。

だから騙すことも騙されることも可能、そんな便利過ぎる恐ろしい安易通信手段だとぼくは思うね。


ああそうだ。

メールに関してもう一つ、ためになる話をしてあげよう。

これは一斉送信に関する話だ。


メアド変更の際、皆は個々人にメールを開いて相手に送っているかい?

送ってないよな?

きっと複数相手にメールを一斉送信していると思うんだ。

けれどこの時、入力されたアドレスが『To』もしくは『Cc』になっていると思う。


これはすっごく不味いこと。

何故か?
だって一斉送信したその複数相手同士でもメアドが公開されちゃうんだ。

つまり携帯のメアドを知らない誰かに知られてしまうってことさ!


別に知らない相手ならいいんじゃないかって思うだろうけど、アマーイ。


悪い人間はこのメアドを悪戯に使う場合がある。

例えば日頃の鬱憤を晴らそうと出会い系サイト、某大手掲示板等々でメアドを晒されることがあるんだ。いやマジで。

実際これで事件が起きたくらいなんだから!


小さな事件なら、そうだね…、迷惑メールの嵐に放り込まれるってところかな。送受信者間でトラブルもあったりなかったりだよ。
 

ちなみに『Cc』の正式名は“carbon copy”。

電子メールの機能の一種で、受信者は自分以外のだれがそのメールを受け取っているかを確認することができるわけだ。

んーっ、知らない誰かにメアドを知られるのって気分宜しくないよね。