「てめぇも野良か」 俺も野良だ、んでもってあいつもノラ、嗚呼、路地裏は野良の宝庫かよ、不良はおどけ口調で肩を竦める。 「んっと、野良なんざロクなのがいねぇ。馬鹿だ、ノラは」 泣き笑いする不良に黒猫は興味を失ったのかその場から去ってしまう。 空に視線を戻した不良は、「本当に馬鹿だ」どいつもこいつも馬鹿だ、甘ったれで馬鹿ばっか、そう吐き捨て煙草をふかしていた。 彼の持ち前の髪の色、見事に染まった紫は微風によって靡いている。 ⇒№02