「口答えしない。

そんなこと言ってると、
もっと色んなところに
触っちゃうけど?」



意味ありげにあたしの
全身を見回す目線に、
あたしは慌ててブルブルと
首を横に振った。



「そ、それはダメッ」



首から上だけでもこんなに
大変なのに、それ以外の
ところなんて触られたら……
あたし、もう……。



「そうそう。

免疫のない陽菜のために
セーブしてあげてるんだから。

それが困るならおとなしく
言うことききなね」



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