自殺未遂した私を止めてくれたのは20歳年上の彼氏。


彼氏がいなかったら自殺で死んでたかも。


『おならで死ぬよ』


「うぉっ!携帯小説見られた」


『隣でカチカチ携帯いじってたら見えるよ』


カチカチ山じゃないよ。


『まーた俺について書いてるんだろ?』


図星


マルボロのメンソールを箱から取り出してライターで火をつける


そして煙草をくわえて


『公募ガイドに応募するか賞に応募するんだろ?』


「携帯小説書きやすいから、ついつい最後と言いながら書いちゃうけど、そうだよ」


隣で寝転びながら

『頑張れよ』


頭を撫でられる。

ありがとう。


ブォーッ


しまった!


おならがやめられない止まらない!!


『くさっ!!おまえまたか?』


「へーこきましたねあなたー」


『おまえだろ!屁の使い』


「自称天使だよ」

「こんな臭う天使がいるかよ!河童だ河童、もう寝る」


『おやすみなさい』


そっと彼氏の顔面に向けて


おしりを突出して

四つん這いになり



プォーッ!!


安らかに眠れ


『殺す気か?』


「コロ助なりよ」

そう私達は、甘くも切なくもない臭い仲……。


『書いてて恥ずかしくないのか?』

「だってー普通の恋愛甘々書いても飽きるんだもん」

『俺は神様みたいな人間だとか書いておけよ』


へいへい


トイレのね。


『なんか言ったか?』


「別に」


ぷー!!


『グーグー』


彼氏、寝た。


安らかに眠れ


合掌