「梨乃は、優しくていい子です。だから、家のことも断れなかったと思います。喧嘩も、できなかった…。まあ舞憂さんが教えたなら、あたしより強いかもしれないですけど。」 メイ、あんたも十分いい子だよ。 …あたしはそんなこと考えもしなかった。 「ね、メイ。家を継ぐつもりは、あるの?」 「…はい。でも。」 でも? 「昨日、『お前みたいに投げ出すやつに組は任せられない』って言われちゃいました。」 おじさんか…。 「確かに、そうですよね……」 寂しそうだな…メイ。