メイ、なんか前より細くなってない? 腕には引っ掻き傷みたいなのがあるし… 大丈夫か? 「…迷惑をかけて、申し訳ないです。」 「なんともないけど?でも、なんで急に家に戻ることにしたわけ?」 メイは、うーん、と考えて、口を開いた。 「……梨乃に、申し訳なくて。」 ん? 何が? 「あたしの我が儘で、梨乃に急に家のことが任されたと思うんです。あたしは、楽しくてやってたから何とも思ってなかったですけど…梨乃は、そうじゃないかもしれない。」 そう話すメイの顔は、優しいお姉ちゃんのそれだった。