「まっ…待ってくだせぇっ!!!」 んんん? 待って、くだせぇ…? あたしは恐る恐る振り返った。 そこには、さっきやり合ったスキンヘッドやグラサンのガタイのいい男たち が、正座のかたちで座り込んでた。 しかも、あたしに向かって。 「え、なに…」 「先ほどは、ご迷惑おかけしやしたっ!!」 うん、迷惑でした。 「勝負に負けた俺達が言うのもなんですが…黙って俺達について来てくれませんでしょうかっ!?」 はぁ? なんでよ?