よくよくお見合いの話を聞いてみると、それは舞憂のお母さんが決めたことで、最終的にどうなかったのかはわからないということだった。
『部屋で、相手の人が倒れていたらしいわ。』
舞憂がしたんじゃなければ、十中八九、軽穂がやったんだろう。
…お見合い現場に、乱入したのかな。
てことは多分、告ったんじゃないかな。
あーあ。
じゃあ、あたしはもう用無しじゃん。
『……これで、良かったのかもしれないわ。』
ふいに舞憂のお母さんがそう呟いた。
それは、どういうこと?
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