落ち着いてあたしの膝に上ってきた二匹をカゴに入れる。 まろんが寂しそうに鳴いて、めろんはあたしをじっと見てた。 「行ってくんね…?」 財布とケータイ。 服はもういっか… パタンと家のドアが閉まる音は、空しい。 舞憂、あんたまた、無茶したんでしょ。 あたしがこんなに心配になるってこと、いい加減分かってよね… ばーか。