「舞憂、お見合いだって!?」 ああ、シン… 「しかも日本人!?戻るのかよ!?」 「仕方ないじゃない。もう、決まったんだから。」 母さんに話を聞いてから、部屋で外を眺めながらボーっとしてた。 なんか、あたしよりシンのほうが焦ってるみたい。 「母さんも着いていくんだって?」 「みたいだね。あたしだけじゃ無愛想すぎるんでしょ。」 そのほうが楽だ。 話さなくていい。