ぐいっと玲が体を離して、あたしたちは向き合った。 「舞憂、ほんっとに大好き。」 「ありがと。」 「…舞憂は?」 「大大大大好きだってば。」 「うれしい。」 ふわっと玲の顔が近づいて。 海のしょっぱい匂いに包まれて、甘い、甘いキスをした。