ひとしきり笑った後、玲はあたしをぎゅっと抱きしめた。 「……舞憂、ごめん。」 「ん。いいの。」 「……なんで怒ってたんだ?」 「お姉さんが玲にひっついてたからさ。」 「……妬いたんだ?」 「さあね。どうだか。」 「……舞憂、カワイイね。」 「玲のほうがカワイイ。」 「……舞憂、大好き。」 「……………。」 「……舞憂?」 「…あたしは、大大大大好きだけど。」 「〜〜〜〜〜っ!!!!もう!!!!!」 「ふふふ。」