或都はゆっくりと


僕に話し始めた



或都は凄く悩んでいて…


悲しそうな感じもした



きっと或都にとって


その手紙に示されている人は


大切な人なのだろう



僕は或都になんて


言えばいいのかな‥




「リオン……俺は、どうしたらいい?」




或都はとても


哀しい瞳をしていた




「…僕は‥手紙の持ち主に会わせた方がいいと思う」


「なぜ‥?」



或都は目を見開いた