俺と父さんは 何度も何度も‥ 殴り合った 「ハァ…或都の姿が見えぬが‥逃げたのか?」 父さんは 少し息を切らしながら 俺に言う その声が 或都に聞こえたらしく 或都は飛び出してしまいそうに なっていた 「‥或都の出番はまだなんでね……当分先です」 「ふっ……そうか」 父さんの攻撃は 最初と変わらず凄い 拳から伝わる力は とてつもなく大きく‥ 重い…… だが 俺の攻撃も 随分当たるようになってきた