愛して野良猫



「…玖音様………それはできませんよ。ボクは‥玖音様を消しに来たんですから…‥」



泰斗は言い終わる前に


走り出し…


シュッ‥!!


「っ…!?」



ナイフを俺に


投げた



「…えー……玖音様……避けちゃ…ダメですよ‥」


「‥避けるに決まってんだろっ」



シュッ!!!!!



泰斗がまた


ナイフを投げた



一本だったナイフは


三本に分離し


一本が俺の腕を掠めた



「‥っ」


「…あー……残念です」



泰斗はクスクス笑った