俺は陽炎を連れ 黒猫の倉庫に向かった 俺は陽炎を1人には しておけなかった 陽炎は浬音のたった一人の友達‥ 『陽炎』という名は 浬音がつけた 陽炎は父さんが連れてきた子 捨て子で…… 自分の名前を言わなかった 浬音は最初‥ 陽炎を『名も無き友』と 呼んでいた 浬音はそんな『名も無き友』に 『陽炎』と名をつけた その時‥ 名も無き友…陽炎は 涙を流した