俺はリオンと別れ


もう一度、浬音の墓に


手を合わせた



リオンとの出会いは‥


俺の中に眠っていた


浬音との思い出を


鮮明に思い出させた



「浬音……」



俺はリオンのことが


浬音にしか見えない…



「…似てるんだ……浬音と…リオンは」



俺は左耳に触れた


微かに伝わる…冷たい感触