結局、やっぱり眠れなくて。


しばらくソファーで寝転がっていた私に、進君が部屋からでてきて『ごめん……おいで。』っていってくれた。


進君は、優しすぎる……。

だから私は離れられない。どんどん進君に惹かれていって、でも、真のことを想っていたい私がそんな自分を叱責する。


そんな、悪循環。
そして私はまた迷う。

自分がこんなに意志薄弱だとは思わなかった。

こんなに揺れ動くこころが自分のものだなんて……。