……夢なのか、現実なのか、よくわからなくなっていた。




『心……もう忘れろよ。』

ひろの声が聞こえて、私は首をふる。


『いやだよ……真。真、なんで、会いにきてくれないの?』

『心……もういないんだよ。彼は、もういない。』

『真は……。』




―心。……愛してる。―

『真に……会いたいよ。どうしたら、会えるの?もう……こころが、壊れそうだよ。』